■年上彼氏様□
「…いやぁっ……」
グッと和沙の手に力が入る
「俺が何かした?」
「…和沙は……私が好きじゃない…んでしょ?」
「は?」
「…私我慢したんだよ……和沙が居なくて……寂しくて…毎日泣いて…」
「………」
和沙は黙り込んだ
「クリスマスだって…楽しみにしてたっ…のに……仕事だっ…て…」
こんなこと言っても何にもならない
でも、和沙が…
和沙が………
「…私は……和沙の一番じゃない」
「何言ってんの?俺の好きなのは桜羽だけど??」
「うそ!!!…だって、今日だって……女の人といた…」
「寂しかった…1人で、和沙の帰って来るの待ってたのに………」
涙が止まらない
「私は子供だから?…和沙に…くっつきたい…って思ってるから!?」
「……分かんない…っよ……和沙は………なんで私を好きなんて…言ったの……?」