■年上彼氏様□


和沙…



「俺の…返せよ……!!」



男の人は、私を離して逃げた



「和沙…ごめんなさい…」



「あー、俺も悪かったから…」



また2人、手を繋ぎ直してお土産屋さんに入った





「…♪~」



帰りの車の中…



「それ…嬉しそうだな」



「だって、可愛いもん」



私の腕の中には、フグの縫いぐるみ



海ヘビとナマコがなかったから、フグにした



「ま、イイケド…」



こうして、初デートは終わった





「桜羽?」



家に帰ってから、和沙は私にくっついてばかり



「ど、どうしたの?」



「…昨日の、つづき……シよ??」



「ひぁ!」



私の返事を聞く間もなく、服の中に手が入ってきた



「か、和…沙…きゃぅ!」



「きゃぅって何だし…」

< 114 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop