■年上彼氏様□
「和沙…今日は、何時くらいに帰ってくる?」
「深夜?」
「…そっかぁ……」
じゃぁ、今日は1人か…
「そんな顔すんな?」
頭を優しく撫でた和沙
「にゃぅ…」
「これ…」
いきなり和沙が小さな箱を取り出した
「?…何?これ??」
「開けてみ?」
パカッと箱を開けた
「ぇ?」
丸いピンクの石がついた……
「指輪?」
「そ、遅くなったけど…俺からのクリスマスプレゼント」
「用意してたの?」
「バーカ、それくらいする」
嬉しい…
和沙からは、何にもないかと思ってた…
「でも、それは小指用だから」
「…?」
小指用???
「左手の小指にしてな?」
「うん」
ハメてみるとサイズがピッタリ
「和沙、ありがとう」