■年上彼氏様□



「うん…」



「道、教えるから」



そう言って車を走らせた



気がつくと、震えが小さくなっていた



………なんでだろう…



道を教えてもらって家に戻った



帰った時には、12時近かった



「俺、昼いないから」



部屋に入った和沙



………



暇だなぁ…



なんで、私の携帯の番号を知ってるんだろう



「不思議…」



ベッドに横になると、眠ってしまった







「ん…」



目が覚めると夕方…



ご飯作らなくちゃ……



部屋から出るとコーヒーの香りがした



……和沙がテレビを見ていた



………



私はそそくさと料理にとりかかった



すると、いきなり和沙が立ってキッチンに歩いてきた



「洗っといて」



「はい」



今日の夕飯決まってないんだよね…



「あの…夕飯は何がいいですか?」



「洋食」



洋食……?


具体的がよかったなぁ…



「俺、和食はあんましだから」


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