■年上彼氏様□
和沙も…私が子供だから…
嫌になったのかな……
私って、何のために生きてるの?
頼る人も居ないのに…
「おチビちゃん?」
顔をあげると居たのは友哉
「…ひっぐ……う…」
「何でこんなでラブホ街に居るの?」
今さっき蹴られたばかりの体は震えだす
怖い…
「……和沙に…嫌われた……私のせい……」
途切れ途切れに言葉を出した
「俺は、女と遊んだ帰り★」
気楽な友哉に私は更に苦しくなった
「…帰れない……出てけって言われた……」
「は?和沙がそんなこと言ったのか?!」
私はただ頷くだけ
「泊まる場所は?」
顔を横に振る
「今から和沙に会いに行くか?」
今さら会ってもダメだよ……
顔を横に振る
「じゃ、どこに泊んの?」
「…わかんなぃ……ひぐ…」
すると、友哉は私の腕を掴んだ
「ぃやっ…」
「和沙のことだから、すぐ許してくれるから…」
そう言って私と一緒にタクシーに乗った友哉
「…ダメ…だょ…さっきだって、ぐすっ…携帯切られたし……」
友哉は私の話を静かに聴くだけ