■年上彼氏様□
「泣くなよ…」
和沙が私に触れようとした
ビクッと和沙に触られて跳ねる私の体
「…でもな、桜羽がいないと俺は成立たない……桜羽がいるから、」
涙が和沙の指を濡らす
「俺なんだ…だから、桜羽がいる…俺は桜羽が必要なんだ」
「……本当?」
要らなくないの?
私の居場所はあるの?
「桜羽…好き…」
ちゅっ
優しく唇が触れ合ってる
「…ちゅく……んぅ…」
深いキス、甘い…
「…桜羽の口の中…熱っつい……ちゅく…」
「…はぅ…」
何回も何回も、和沙は私を…私は和沙を…確かめるように甘いキスをした