■年上彼氏様□


「…桜羽?」



「ふぇっ……」



和沙に頼らないと、何にも出来ない自分が情けない



「!?…桜羽?なんで泣く?」



「だって、和沙…に…頼らないと…何にも出来ないから…」



和沙は優しく笑った



「バーカ、もっと頼ってイイんだって」



「ひぐっ…」



「それとも、俺の奥さんになって専業主婦やる?」



は、ひ?



俺の奥さん…?



………奥さんんんん!!?



「和沙っ!何言ってんの!?」



「だって、お前が仕事とか…心配して俺が仕事出来ない」



ぎゅーと、私を抱き締める和沙



「奥さんが一番安心、ま…早かれ遅かれ桜羽は俺の奥さんにするけど」



「へ!?」



俺の奥さんにするけど???



もう頭の中がパニック



「わた…私が?和沙の…???」


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