■年上彼氏様□
■初登校□


「ついて来い」



私は広い校舎にキョロキョロ…



昨日あんな事があって、今日から登校なんだけど…



なんか、いろいろあるらしくて和沙も一緒



和沙は黒いスーツを着ている



「失礼します」



和沙が少し微笑んで教務室に入った



一瞬にして、女の先生達が和沙を見る



「あ、斎藤さん」



1人のわりと若い男の先生が近付く



「昨日はすいませんでした」



和沙が頭を下げて謝った



「気にしないで下さいよ!!七井か?」



「は、はい…七井です…」



声が微かに震える



「緊張してるのかー?」



…緊張って事になってる……



一通り挨拶を終わらせると和沙は帰った



「七井こっちだ」



先生の後ろについて歩いてた



先生が先に教室に入った



「転校生だぞー」



「まぢー?」



「女??」



会話が聞こえてくる



「うるせいぞ、お前ら~」



「谷ちゃんがニヤけてる~」



どうやら、谷ちゃんって言われてるらしい



「あ~、もう七井入れ」



私は深呼吸して教室に入った


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