■年上彼氏様□
教室に入ると同時に視線を浴びる
…し、視線が痛い……
コソコソと話し声が聞こえる
何を話してるか分からない
「……七井桜羽です、ヨロシクお願いします…」
「よし、桜羽の席は窓側の後ろから2番目な」
周りは女子ばかり…良かった……
私は席に座った
「七井、俺の事は谷ちゃんって呼んでくれな!?」
…自分で言う……?
私は頷いた
それとともに鐘がなった
「じゃー終わりな!」
ザワザワとする教室
「ねぇねぇ、」
いきなり私の後ろの人が声をかけてきた
「?」
「あたし、佳奈」
「あたし、玲」
髪がセミロングのほうが佳奈ちゃんで、まっすぐな黒髪が玲ちゃん?
「ヨロシク☆」
佳奈ちゃんが言った
「ぅん」
すると私の周りには人、人、人!!!!
「七井って女優の、陽菜に似てね??」
ある男子が言った
…姉妹だし…
でも、内緒だもん……
「そ、そぅかな?」
私は同級生なら、男子も大丈夫