■年上彼氏様□


がちゃ



部屋に入ると体育座りの桜羽がベッドの上で震えていた



「桜羽?」



「…ふぇ…ひぐっ」



顔が涙でグシャグシャな桜羽



「どうした?」



俺は桜羽のベッドに座った


ビクッと反応して震えだす体



「や…」



俺から離れる桜羽



「どうした?」



「恐い…和沙…」



俺が恐い?



■■■■■■■■■■



和沙が帰ってきた



私の隣りに座る和沙



反射的に和沙から離れた



「恐い…和沙…」



「何にもしないから…、大丈夫だから…」



和沙…何で?


なんで、ここまでしてくれるの……???



「ほ…本当……?」



「しないよ…」



私は、和沙に抱き付いた



「ふぇっ…ふっ…ひぐ…」



「恐かったな?大丈夫だから、落ち着け?」



「こゎかっ…たぁ…」



少しすると私は落ち着いた


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