■年上彼氏様□
「おチビちゃん行くぞ」
友哉はエレベーターに乗ろうとしていた
私は友哉に必死についていった
「和沙は、今仕事中らしい」
じゃぁ、来ないほうがいいじゃん……
「フロントの女にお呼びしますか?って聞かれたけど~、断った」
……な…ぜ?
友哉は私の目元を触った
「きゃっ!」
「目赤いなぁ」
ぃ、いきなり?
すると友哉は指を指した
先に居たのは、和沙……
ニコリと笑って女の人と話していた
女の人は頬を赤くしていた
………
「おーい、か~~ず~~さ~~!!!」
「ょばないでっ!」
すると和沙はこっちを向いた
ゆっくりと歩いてくる和沙
「和沙☆」
友哉は和沙に駆け寄る
「近付くな…」
私の心臓はバクバクしていた
「桜羽……?」
私は小さく顔をあげた