■年上彼氏様□


Side■和沙


「ん…」



起きたら、時間は深夜…



桜羽に言い過ぎたな…



リビングの電気が部屋の中にもれている



桜羽の消し忘れか?



寝ていたこともあって、体はかなり楽になっていた



がちゃ



「は?」



桜羽???



ソファに座っている、華奢な体…



少し近づいてみた



まだ気づかない…



寝てんのか???



そのとき、桜羽が目をこすった



……起きてんだ…



何となく、嬉しいと思う俺



桜羽がこっちを向いた



「和沙…?起きたんだ…」



寝ぼけながら、話す桜羽



「お粥作るから、待っててね?」



は?

こいつ、俺にお粥食わせるために起きてたのか??



…作りおきでよくね…?



■■■■■■■■■■



眠い…



お粥を作りながら寝ちゃいそう……



和沙、怒ってなくてよかった……



安心感でいっぱいの私



「はい、和沙…あと薬」


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