■年上彼氏様□
マンションから近いバス停でバスに乗った
大丈夫かな…
ファイルって何が書いてあるんだろ…
パラっとめくって見ると
わからない文字ばかり…
「凄い…」
何となくバスに乗っていたら、一度見た大きなビルが見えた
ここだっ!
次のバス停でおりて、ビルに入った
「ついた…」
あとは、和沙にファイルを届けるだけ
……広すぎて分かんない…
「あら、あなたは…」
あ、花奈絵さんだ
ぺこりと頭を下げた
「なんの用?桜羽ちゃん」
ニコリと笑った花奈絵さん
「和沙が、会議に必要なファイル持って来たんです」
「じゃあ、連れて行ってあげる」
「??」
「和沙さんのところに」
私はお礼を言って、花奈絵さんについて行った
「会議って何時からあるんですか?」
「あなたは知らなくていいわ」
「すいません…」
なんか、悪いこと言ったっけ?
花奈絵さんの歩く速度が速くなる