■年上彼氏様□
あまり人がいない通りにきた
「あ、あの…和沙はここにいるんですか?」
「ちょっと、探しものがあって…一緒に探してくれる?」
書類がたくさんの部屋に入る花奈絵さん
つられて部屋に入った
「ファイルそこに置いて?」
指をさした段ボールの上においた
花奈絵さんが笑ったような気がする…
バチッ!!
「きゃあ!!!」
いきなり周りが真っ暗になった
「花奈絵さん!!?」
バタン!
窓もない部屋はドアも閉められた
「花奈絵さんっ!!?花奈絵さんっ!!」
すると、ドア越しに花奈絵さんの声がする
「そこで大人しくしてなさい、あなたばかりズルイのよ」
「や、やめてっ!開けて!!」
な、なんで…
……恐いっ…
和沙……
「助けてぇっ…ふっ…」
Side■和沙
「和沙さん、ファイルです」
「あぁ、」
桜羽に持ってこらせたのに…
なんで、花奈絵が持ってんだよ
「桜羽は?」
「帰りました」
本当か??
……でも、電話でテスト勉強やってるって言ってたな…
「斎藤君、会議だ」
「は、はい」