■年上彼氏様□


「あなたは、似合わない…和沙には、絶対ね」



………似合わない?



……わかってるよ……



「和沙さんにお子様は合わない…」



そう言って花奈絵さんは逃げるように走っていった



「…はぁー…」



私は和沙を見つめた



………子供は対象外?


…和沙に今、好きな人いる?



「…何見てんだよ、帰るぞ」



「ぅ、うんっ」



和沙への気持ちは………

我慢かな……




……




「おチビちゃぁーーーん☆☆☆」



「ひゃっっ!!!」



「ヒド、おチビちゃんのこと居ないって教えてあげたのに!」



家に帰って行くと友哉がいた



「え、ぁ、ありがとうございます…」



「友哉帰れ」



ネクタイを片手で外す和沙



そんな仕草に私の心臓はバクバク



「遅いし、帰るわ!」



…………あ…



「ああーーーーーっ!!!」



「桜羽っ!?」



「…勉強してないぃっ……」



ヤバいよぉっ!!



バタバタと部屋に入る


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