■年上彼氏様□
■雪ダルマ□
頭が重い
昨日の夜は、お父さんの言葉が頭をグルグル回って離れなくて、寝付けなかった
まだ、和沙は寝てるのかな…
静かに、私はドアを閉めた
お姉ちゃんには、メールでお父さんに見つかったことを伝えた
和沙は…
迷惑かけちゃダメだから…
何も言わない
マンションの外には、怪しい笑みのお父さんがいた
全身が凍り付くような感覚
…和沙…
私はお父さんに連れられて、
あの嫌な家に帰った
…………
………
がちゃ
変わらない、薄暗い家の中
体はカタカタ震えだす
………怖い
中学の時に戻りたくない
ここから、逃げたい
でも、男の人の力にはかなわないし、変な行動はしないにかぎる…
素直に私は家に足を踏み入れた