■年上彼氏様□
□言葉■
家に帰ったら、もう夜
「疲れただろ、もう寝ろ?」
ビクビクしながら、和沙の袖を握った
……疲れてるけど…
寝たくない
…………
「病院は明日な?」
違う…
そんなこと、どうでもイイの
和沙は私の手を袖からほどいた
「おやすみ」
…ヤダ………行かないで…
男の人は怖い…
でも、でも、和沙は違う…
パタン…
和沙の部屋のドアが閉まった
…触たい…
…寂しい…
何より、和沙に抱き付けない自分が嫌だ
「…っ…ふっ…」
和沙の温もり……感じたい…
中学のときは、お姉ちゃんが優しくしてくれた
…でも、温もりはなかった
私も、ほしがらなかったから………