■年上彼氏様□


ドンッ



友哉に押されて、和沙の胸板に倒れこむ



「おチビちゃんのこと、ちゃんと守れよ~」



ヒラヒラと手をふってマンションを出ていった友哉



「桜羽…“さよなら”って何?」



低い声の和沙に私はビクリと反応する



「…和沙は…私が……」



言葉を言う前に、抱き締しめられた



「…部屋に言ってから聞く」



部屋に戻るまで、会話は全然ない



私は、俯いて和沙のあとをついて行く





がちゃ



ドアを閉めた瞬間に私は、和沙に押さえ付けられた



「ぇ、か…和沙……?」



背中はドアがある



目の前には、和沙の顔………



「…つづき、言え」



和沙はわかってないのかな……



「…和沙は…私が……嫌いなんでしょ?」



バチ!!!!!!



「きゃあ!!」



いきなり電気が消えた



「ブレカーが、おっただけだろ…」



和沙が私を離す


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