■年上彼氏様□
怖いよ…離れたくない……
「…行かないでぇっ」
ぎゅっと、和沙に掴まる
「ブレカーを戻しに行くだけ」
和沙はそう言って、私を離す
また…
もう嫌だ
和沙がどこにいるのか、わからない
「…和沙…」
「何だよ…」
少し呆れ声の和沙
でも、もう無理だよ
自分の気持ちをおさえられない………
「…好きぃっ…和沙っが好きっ……っえぇ…」
立ってられなくなって、その場にしゃがみ込んだ
「……ふっ………えぇぇ」
パチッと明かりが戻った
「…もっかい言え?…」
和沙に言われた
「……無理っ……無理ぃ…っく……ひく……!!?」
フワリと体が浮いた
和沙が、私を抱っこしていた
「言えないなら、言わしてやる」