■年上彼氏様□


俺を見上げて喋る桜羽



そんなに暗い部屋が怖いのか



桜羽が謝った時の声が震えていた



可愛いなぁ



そう思って、桜羽をとめた



桜羽は何も言わずに抱き付いてきた



「コーヒー作ってくるから、ベッドにいろ?」



そう言っても、桜羽は首を横に振る



「待ってろ?」



「ぃゃ…」



抱き付いていたのから、俺の服を握り締めるようになった桜羽



これなら動ける…



そのままの状態でキッチンに行ってコーヒーを作った



フカフカのベッドに入り込む桜羽



「…気持ちぃ…」



心地よいのか、そう言うとウトウトし始める桜羽



「電気消すぞ?」



「ぅん」



電気を消すと、怖いのか俺の服を必死に掴む桜羽


「怖い?」


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