■年上彼氏様□
「ぅん………」
小さく答える桜羽
桜羽を引き寄せて、抱き締めた
「大丈夫、だから寝ような?」
「うん…」
■■■■■■■■■■
和沙の体温が心地いい
「…っ……っ…」
なんか、分からないけど涙がとまらない
声を殺して泣く
「みわ…?」
寝ぼけた声の和沙
「…何…泣いてんの?」
「分かんない…」
和沙は驚いたように言った
「寝ねぇとダメだぞ?」
優しく頭を撫でられる
また涙が溢れた
「あー、そんなに泣くなよ」
目を刺激しないように、優しく涙を拭き取る和沙
和沙の優しさが、嬉しい
こんなに、嬉しい涙は初めて…
「もう、大丈夫…寝よ?」
「おぅ」