W i l l B e H a p p y
「お!お父さんだ」

「おぉ!千秋、元気にしてたか?」

「うん。」

「その横にいらっしゃるのは?
 もしかして・・・。彼女さん?」

「違うょ!」

「私は、小林夢です。分かりますか?」

「もしかして・・・。
 真理子(まりこ)の・・・。」

「そうです。」

「まぁ、お母さんの家に行こう。2人とも」

お兄ちゃんに言われ車に乗った。

車の中はすごく落ち着く空間で、あっとゆう間に

家に着いた。

「いらっしゃい。千秋、パパ。」

お母さんはすごく嬉しそうだった。

私はすぐに自分の部屋に入り、鍵を閉めた。

しばらくして・・・。

「夢、パパなんだけど開けてくれないか?」

私は無言でドアを開けた。

「なに?」

「パパの話を最後まで聞いてほしいんだ。」

「わかった。」

「パパは夢やママ、千秋を捨てたわけじゃないんだ。
 この仕事はママたちに負担がかかる。
 だから、別れることにしたんだ。
 千秋は1歳で小さかった。
 その時、ママのお腹には夢がいたんだ。
 だから別れるとき、千秋は俺が引き取った。
 でも、嫌いで別れたんじゃない。
 お互いのために別れて暮らすことにしたんだ。」

「そうだったんだ。」

「ごめんな」

はっきり言ってママもパパも若い。

18歳で結婚してお兄ちゃんを産んだ。

その翌年には私が生まれた。

今の私と変わらないなのにこんなことを考えていたなんて

知らなかった。

「夢~!おつかい行ってきてぇ!!」

リビングからお母さんの声。

「おつかい行ってくる。」

お父さんに言い残し下に降りた。

 
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