遥か。

「そうだな…」
俯きながら答える拓ちゃん。
拓ちゃんの悔しさが伝わってきて私も必死で涙をこらえる。



「そうだよ。
私のこと甲子園、連れてってくれるんでしょ?
拓ちゃん泣いてる場合じゃないよ!!」




「うん…」





「私、決めたから。
拓ちゃんと同じ学校に行く!
一緒に甲子園めざす!」



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