君と僕の方程式

「遅いぞ!!」
「わりーな亜子」
「あとで31おごりなさい」
「学生には高いっスw」

この子は神童亜子。
男勝りでそこら辺の男子よりは
かっこいい。うん、認めるわ。

「はい、はじめるっぃて‥っ」
「「「「「‥‥‥‥‥‥」」」」」

みんなが静まり返るこの瞬間。
原因は目の前にいる
ハニーブラウンの髪をして舌を噛んでる
この男‥
“二階堂浅葱(にかいどうあさぎ)”だ。

(毎度毎度‥大丈夫なの?)
(今ので何回目?)
(えっとお‥12回目っ)
(舌いつか切れたりして‥)

「るっさいわよ!!!」

ヒソヒソうるさいし
まだ舌押さえてるし
ここいらで私が一喝

「さて、‥‥はじめよか」
「ちゃんと発音してください」
「は、始めようか」

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