君と僕の方程式
「皆様、けだるいのではないですか? 私はまだ休み明けでとても眠い‥ですっ‥‥今年から赴任なさった‥‥に、にか‥二階堂先生も新しい生活が始まり心はずませていると思います‥けだるいとは思いますがまた頑張りましょう、以上!!」
‥思いっきり名前ド忘れしたって
バレてる。多分‥。
いや、絶対。
なんか二階堂teacherは引きつり笑いだし。
あーぁ、やっちゃった。
コメントもいつにも増して
だらーって感じだし。
「‥では以上で‥‥」
やっと終わった‥
「生徒会集合」
いったい何よ。まったく。
「こちらが新担任の二階堂先生です」
「よろしくねー?」
…新任の教師が担任!?
「ちょ、待てよ!」
「キム○クかよ!!」
あ、ナイスツッコミ!
…じゃなくて!!
「私も納得がいきません。新任なのに2年の特進クラスで生徒会の顧問だなんて!」
「…俺が優秀だから♪」
「なっ…に…」
グッと引き寄せられて
耳元で言われた言葉に赤面する。
「あんまり文句言ってんなよ…」
あまりにも甘い声でかぁっと赤くなる。