初恋。〜初めての告白〜
第1章
中学生になってはや3ヶ月。





この日はひどく蒸し暑かった。





僕はいつものように登校し、席についた。





そしていつものように後ろから声をかけられた。





「おい…」





こいつは良介。





兄貴が暴走族で怖い先輩達に可愛いがられていた。





『また宿題?いいかげん自分でやってこいよ』





この頃になると、さすがに注意したくなる。





「うるさいなぁ、今日はやってきたって。」





『じゃあ、何?』





「あのさ、2組のあゆみと仲良かったよな?」





意外だった。





こいつからあゆみの名前を聞くとは思ってもいなかった。





『まぁ、仲良いよ。同じ小学校やし。』





ちょっと嫌な感じがした。





「あゆみってハルと付き合ってるの?」





想像してた言葉ではなかった。





いまいち理解できない。
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