初恋。〜初めての告白〜
『え、何?』





もう一度聞き返した。





「だから、あゆみってハルと付き合ってる?」





良介は強い口調で言った。





二度聞いても同じだった。





体が熱を帯てくるのがわかる。





『いや、知らん。何で?』





振り絞って言った。





「昨日二人で一緒に帰ってたからさ、そうなのかなって思っただけ。」





『ふ〜ん』





これだけ言って僕は話を切り上げた。





その後、意味もなく机の中を整理し始めた。





何かしていなければ、不安だった。





今、僕はどんな顔をしているのだろう。

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