‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 子供のほうも、実は、さほど痛いとは思っていまい。




 男が、持って来た荷物を、がさごそと探る。




 見知らぬ人物の、不思議な行動に、その場に居る者の視線が集まる。




 泣いていた少年の声も、心なしか、小さくなったようだ。




 男の荷物は、古めかしく、くすんだ色をした木の箱だった。




 その箱には、小さな引き出しが、無数に付いていた。
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