‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 どうやら、吉虎丸を見つけたらしい。




 案の定、秀郷の許に、家臣の一人が、慌ただしくやってきた。




「ご報告、申し上げます!

吉虎丸様を、西の城壁上に発見いたしました!

只今、説得しておりますが、しかし・・・・・・」




 秀郷は、報告を聞き、鷹揚に頷いた。




「ご苦労であった。

儂も参ろう」




 そう言うと、さっさと歩き始める。




 言葉や表情は、泰然自若としているが、内心では、息子の身を案じているように見えた。
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