‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 薬師は、申し訳なさそうに、押しかけて来た者達に謝った。




 皆、不安そうな顔で不満を漏らしたが、無い物は、どうしようもない。




 庄屋の説得もあって、不承不承ながら引き下がった。




「ほんに、ご苦労なことじゃのう」




 庄屋が、薬師をねぎらうように言う。




「いやぁ、最近は、何やら得体の知れない病が流行っておるらしいですな。

それで、皆が不安なのでしょう。

仕方ないことですよ」




 薬師が、笑いながら、応じた。
< 126 / 445 >

この作品をシェア

pagetop