‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 花鵠國は商都でもあるうえ、隣の雷鴻國にある主要な神社の一つ、鷲見嵜神社への参拝者も通るので、それなりに人通りは多かった。




 皆、旅装だが、その中に一人、変わった格好の男が居た。




 小柄な男だ。




 旅人ではないようだった。




 断十郎は、不思議に思った。




 その男は、まるで、これから山に入って、薬草でも採取しようとしているかのような格好だったのだ。
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