‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 今からでは、暗くなってしまうのでは?




 もっとも、一口に薬草といっても、たくさん種類があるから、男の探しているものは、すぐに見付かるものなのかも知れないが。




 断十郎が、それでも一応引き留めようとしたところで、店の奥から先程の娘が、団子と茶を持ってやって来た。




 それに気を取られていたわずかな間に、男の姿は見えなくなっていた。




 まあ、それ程気にすることでもないだろう。




 危険かどうかの分別ぐらい、ありそうな年齢の男だったのだし。
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