‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「近頃、城下を騒がせておる強盗の話は知っておろう」




 断十郎が、頷いた。




 男は、断十郎のほうを見ていないが、気配は伝わったらしい。




「断十郎、そのほうらの出番のようだ」




 断十郎には、既に用件の察しはついていた。




 ここに呼び出されるということは、そういうことに他ならないからだ。




 だが、あえて聞き返した。




「重元様・・・・・・。

それが、妖(アヤカシ)の仕業だと?」
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