‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「どうも・・・・・・、妖の仕業のようで・・・・・・」




 この時、初めて重元の視線が動いた。




 目つきが鋭くなり、横目で断十郎を見る。




「何か・・・・・・、根拠はあるのか?」




 重元の声に緊張感が増した。




 病が流行ると人心が乱れ、魔に魅入られる者が増えてくる。




 すると、それに付け込まれ、妖が蔓延(ハビコ)るのだ。




 だが、そもそもの病が妖に因るものだとすると、事情は変わってくる。
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