‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「大丈夫かい?」




 甚兵衛が、少女を支えてやる。




「大丈夫・・・・・・です。

すいません・・・・・・」




 少女がか細い声で言い、そのまま頭を下げて去って行こうとした。




 その瞬間!




 甚兵衛が、サッと少女の腕を掴んだ。




「これは、私の財布だけど」




 少女の顔色が見る見る変わる。




 少女の手には、甚兵衛の財布が握られていた。
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