‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 そして、ポンと手を打った。




「旦那の期待に応えられるかどうか分かりませんが・・・・・・」




 そう前置きをして、言葉を続けた。




「流行り病に良く効く、という評判の薬を売っている者がいるそうですよ。

確か、城下の外れの日幟川沿いの村だったと思いますが・・・・・・。

昼過ぎに聞いたばかりで、真偽の程は分かりませんが・・・・・・」




「良く効く薬?

そいつは、医者なのかい?」




「いいえ。

なんでも、旅の薬師だとか・・・・・・。

昨日、その村にやって来たらしいんです」
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