‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 村の中には、明かりがほとんど無い。




 武家や商人なら、この時間帯でもまだ、行灯(アンドン)などを使い、起きていることも多いのだが・・・・・・。




 農民達は、油代を嫌って、早いうちから就寝してしまう。




 まして、朝も、日が昇る前から仕事に行かなければならないのだから、なおさらだ。




 村の中に聞こえる音といえば、断十郎の足音のみである。




 急に思い立って来たのだから、断十郎は提灯を持っていない。
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