‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「いや・・・・・・。

俺はいいよ。

もうすぐ、来るかも知れないから、ここで見ているよ」




 平治は、何とか断ろうとした。




「どうせ、外なんて何も見えないだろう。

いいから、こっちに来て一服やれ!」




 京允は、有無を言わさぬ圧力を視線に込めた。




 平治が、躊躇いながらも、渋々と囲炉裏に近付く。




 そんな平治に、ニヤニヤ笑いながら正六が煙管を差し出す。




 この期に及んでも、平治はそれを受け取るのを躊躇った。
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