‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 他の三人の視線を窺う。




 三人共、平治を凝視していた。




(ダメだ・・・・・・。

これを吸っちゃあ・・・・・・)




 平治は、心の中で、懸命に拒絶するが、三人の視線の圧力には抗いきれない。




 怖ず怖ずと、煙管を受け取った。




 口にくわえるのが躊躇われる。




 これは、ただの煙草ではないのだ!




 魔薬なのだ!




 そうと分かっていても、この状況で、平治に逃げ道はなかった。




 平治が、観念して、煙管をくわえた。




 だが、その時。




 小屋の戸を、何者かが叩いた。
< 177 / 445 >

この作品をシェア

pagetop