‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「おい・・・・・・。

わしだ。

例の物を引き取りに来た」




 その声に、皆が互いの顔を見合う。




 小屋の一番奥に居た、屈強な体格の男が、鼻をヒクヒクさせた。




 平治はその様を見て、まるで、匂いを嗅いで相手を確認しようとしているみたいだ、と思った。




 もっとも、そんなことなど出来るはずがない、一瞬そう思ったが、すぐに考え直した。




 こいつなら出来るかも知れない。




 得体の知れない男だ。
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