‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「産まれたばかりの頃は、病弱のあまり、明日をも知れぬ命であったが・・・・・・。

よく、ここまで大きくなったものよ。

これも、“神隠すの咒”の力か・・・・・・」




 秀郷が、どこか感慨深そうに呟いた。




 今年、14歳になった吉虎丸は、幼い頃の周囲の心配とは余所に、立派な若者に成長していた。




 剣の技にも秀でており、家臣団の中にも、もはや吉虎丸に敵う者は、ごく僅かになりつつある。
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