‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
(ホントに、匂いだけで分かるのか・・・・・・?)




 平治は、思わずそんな感想を抱いた。




 もしかしたら、そんな内心が面(オモテ)に顕れたかも知れないが、平治の様子を気にかけるでもなく、鉄燎の表情は無表情なままだった。




 入口に一番近かった平治が、戸を開ける。




 そして、外の様子を窺うと、少し離れた闇の中に、小柄な男が立っていた。
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