‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「さ!

お仕事、お仕事!」




 凪は、文箱やら箪笥やらを調べ始める。




「どこかな?

どこかな〜?」




 鼻歌でも歌っているような、呑気な風情だ。




 しかし、その時、ガタッとどこかで音がした。




 凪の動きが、ピタッと止まる。




 そして、恐る恐る振り返った。




 店主が、寝返りをうっていた。




 ふぅ〜、とため息を吐く。




「脅かさないでよね〜。

こっちは仕事中なんだからぁ」




 囁くように、ややムシのよい文句を言う。




 だがこの時、凪はもっと慎重になるべきだったのだ。




 寝返りをうっただけで、ガタッという音はしないものだ。




 凪が、再び、仕事に精を出そうとしたその時。
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