‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜



「何!?

何!?」




 と、驚きながらも、凪は咄嗟に隣の部屋に身を隠す。




 店主夫婦が、さすがに起き出すのを感じたからだ。




 その直後、再び、絶叫が響き渡り、さらに今度は怒号が聞こえてきた。




 侵入した誰かさん達は、もはや静寂を守ることを放棄していた。




 いや。




 初めから、そんなことは気に掛けていなかったのかも知れない。




 凪の周りで、屋敷内が、騒然としだした。




 店主夫婦も、声を張り上げ、人を呼ぶ。




 葵屋は、明らかに、混乱の坩堝にあった。
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