‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 強盗団は、噂通り、冷酷非情なようだ。




 さっきから聞こえてくる絶叫は、断末魔の叫びだろう。




 瞬く間に、喧騒が、凪の隠れている部屋の近くまでやって来た。




 凪の顔に、緊張が走る。




 一歩間違えば、自分も巻き添えを食らうのは、明白だ。




 強盗団は、何者も容赦しない。




 すぐに行動出来るように、身構えたところで、隣の部屋の戸が開いた。




 店主夫婦が慌てた様子で中に入って来た者を問い詰める。




 中に入って来たのは、店の使用人らしく、しかも、どうやら怪我をしているらしい。




「お前!

どうしたんだ、その怪我は!?

いったい、これは何の騒ぎだ!?」
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