‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 凪がそっと襖を開ける。




(何の騒ぎって、どう考えたって、強盗団が入って来たのよ!)




 凪が、心の中で説明してやる。




 入って来た使用人が、恐らく、凪と同じ説明をしかけたところで、その使用人の体から、血が噴き出した!




 凪が、思わず息を飲む。




 使用人は、背後から、一刀で斬り捨てられていた。




 そのすぐ後ろに、男達の姿が現れる。




 全部で四人。




 全員が黒ずくめの衣装に身を包んでおり、顔の下半分にも黒い布を巻き付けている。




 忍者のような格好だった。




「何だ!

お前達は!」




 店主が、上擦った声を上げる。




(だから、強盗団だってば!)




 その強盗団は、店主の問い掛けを無視して、部屋にずかずかと入り込んで来た。
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