‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 妻が、怯えて、哀れな声を漏らす。




「お前達で最後だ」




 強盗団の一人が、冷ややかに言った。




「お・・・・・・、お前達!

家の者に何をした!?」




 店主は、死の匂いを撒き散らしている強盗団に、それでも気丈に対峙する。




(その態度は勇気あるけど、さっさと逃げたほうが賢いよ)




 凪は、先程から、逃げる隙を窺っている。




 強盗団は、四人だという噂だ。




 ということは、今この場に居るので全員だということだ。




 逃げるなら、今しか無い!




 そう思った時だ。




 強盗団に異変が起きた!




 そのため、凪は、逃げ出すことを忘れてその様子に釘付けになってしまった。
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