‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 断十郎が、ふぅとため息を吐く。




「やれやれ・・・・・・。

危惧してた通りになっちまったか・・・・・・。

不浄やら典偉やら三人が居ねえ時に厄介な・・・・・・。

まあいずれにしても、強盗の件について、重元様から正式に命令があった。

おめぇに強盗について調べておいてもらいてえ。

どうもまだ、嫌な予感がしやがる!」




 断十郎が眉間に皺を寄せる。




「承知しました」




「それにしても、人手不足は痛ぇな・・・・・・。

と言っても、こればかりは、誰でもいいってわけじゃあねえからな・・・・・・」




「そのことですが・・・・・・」




「ん?

何かいい心当たりでもあるのか?」




 甚兵衛が、少々困ったような表情になった。




「心当たりと言うか・・・・・・。

実は、あの凪と言う少女・・・・・・。

御使いなんです」




 断十郎が、目を見開く。




「本当か!?」




「と言っても、まだ、自分の異能を制御出来ないんですが・・・・・・」




 断十郎が、顎を撫でながら、何かを思案する。
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