‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
◇
翌日、甚兵衛は町に買い出しに出掛けた。
用事を済ませて帰っていると、何者かがつけて来ていることに気付いた。
だが、その何者かは、まるっきり素人だ。
それで甚兵衛は警戒心を解いた。
危害を加える様子も無い。
何か用があるのだろうか?
甚兵衛はそう思い、わざと人気の無い道を選んで通った。
案の定、その何者かは、周囲に人が居なくなると、甚兵衛に声を掛けてきた。
「すいませ〜ん。
ちょっといいですかあ?」
その呑気な口調に拍子抜けしつつ振り返る。
するとそこには、旅姿の巫女が立っていた。
甚兵衛が怪訝な顔をする。
「私に何か?」
「えっとぉ・・・・・・」
巫女のほうも困った様子である。
そして、いきなり一人で誰かに話し始めた。
「おじいちゃん!
ホントにこの人で間違いないの?
もし間違ってたら、あたし、ただの変な美少女よ!」
「誰が、美少女じゃ?
間違いないわい!
げんに、あやつにも儂の声は聞こえておる!」
「えっ!?」
巫女が驚いたように甚兵衛を見た。
翌日、甚兵衛は町に買い出しに出掛けた。
用事を済ませて帰っていると、何者かがつけて来ていることに気付いた。
だが、その何者かは、まるっきり素人だ。
それで甚兵衛は警戒心を解いた。
危害を加える様子も無い。
何か用があるのだろうか?
甚兵衛はそう思い、わざと人気の無い道を選んで通った。
案の定、その何者かは、周囲に人が居なくなると、甚兵衛に声を掛けてきた。
「すいませ〜ん。
ちょっといいですかあ?」
その呑気な口調に拍子抜けしつつ振り返る。
するとそこには、旅姿の巫女が立っていた。
甚兵衛が怪訝な顔をする。
「私に何か?」
「えっとぉ・・・・・・」
巫女のほうも困った様子である。
そして、いきなり一人で誰かに話し始めた。
「おじいちゃん!
ホントにこの人で間違いないの?
もし間違ってたら、あたし、ただの変な美少女よ!」
「誰が、美少女じゃ?
間違いないわい!
げんに、あやつにも儂の声は聞こえておる!」
「えっ!?」
巫女が驚いたように甚兵衛を見た。