‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「あっ!?

ちょっと・・・・・・」




 靉苒が引き留めるのも間に合わなかった。




「行っちゃったね・・・・・・」




「仕方あるまい・・・・・・。

今はまだその時ではなかったということじゃ」




「それじゃあ、帰ろっか」




「たわけっ!

帰ってどうする!」




「ええ!?

でも、受け取ってもらえないんじゃ・・・・・・」




「必ず受け取ることになるわい!

そういう運命じゃ!

儂は、そういうもんじゃ」




「うぅ・・・・・・。

てことは・・・・・・」




「むろん、今暫く、ここに留まらねばならん!」




「あぁ・・・・・・、やっぱり・・・・・・。

宮司様に怒られるぅぅ」




 靉苒の呟きは、虚しく虚空に消えていった。
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